会陽行事日程と場内地図

会陽行事日程

会陽 は例年2月の第3土曜日に行われます。19日前の事始から宝木取り、宝木削りを経て、修正会(しゅしょうえ)を行います。修正会は14日間厳修され、会陽当日の午後10時、いよいよ結願となります。浄暗のもと、万余の裸群が犇めく中、山主により宝木が投下され、我こそは福男にと、境内いっぱいに争奪戦が展開されます。

会陽事始式-会陽19日前-

会陽の19日前、会陽事始式で行事始めとします。当西大寺にて「道具磨き」が行われ、宝木を仕上る鋸などの手入れを行います。本堂では、会陽の無事を願って大般若経を転読し、関係者で会陽の打合せを行います。

宝木取り・宝木削り-会陽事始式3日後-

会陽事始式3日後の午前0時、西大寺から約4キロ離れた広谷山如法寺無量寿院に向かいます。宝木の素材を授かり、当山に帰るまで、魔が入らないように、道中は一切無言の決まりになっています。授かった原木を宝木として削り整えます。

修正会-会陽2週間前-

国家安穏、万民豊楽等を祈願する修正会(しゅしょうえ)を、西大寺で14日間に亘って行います。修正会は正月に修する法会(ほうえ)のことで、近隣十カ寺の住職が参加されます。宝木の投下はこの修正会の結願(けちがん)の日に行われます。

会陽当日-2月第3土曜日-

少年裸祭り-15:50-

本番の宝木投下前に子供たちによって宝筒などの争奪戦が繰り広げられます。(1.2年生…餅投げ・3.4年生…五福筒・5.6年生…宝筒)

少年裸祭り詳細

会陽太鼓-18:30・20:00-

宝木の争奪戦に参加できない女性たちが、裸の男たちの士気を高め、安全を祈願するために場内に向って打ち鳴らします。

宝木投下-22:00-

本堂内外の明かりが一斉に消され、浄暗のもと、万余の裸群がひしめく中に、宝木が投下されます。様々な祈願を胸に9000人の裸が東西に大渦をなす。

垢離取場で冷水を浴び身を浄める

宝木を獲得した福男は祝い主の元へ

宝木納めの祝い式

御利益

安産 裸で出た男のまわしを、安産の腹帯として使用すれば元気な子を産む。
豊作 裸祭りの翌日、本堂の大床の上に上がった土を田畑にまくと豊作になる。
病気平癒 裸祭りに参加した男は風邪を引かない。
除厄招福 垢離取場で身を浄め、祭りに参加した男は厄を除き福を招く。